※遊星が(身体的に)小さくなりました。
見上げれば遥か高くに金の色。その下で高貴な色彩を放つ紫水晶が、信じられないといったように見開かれている。
「じゃ、…じゃっく、」
口から出たのはハイトーンな上に舌っ足らずな声だった。と同時に視線の先の紫眼が一層見開かれる。他人にも認識出来ているということはどうやら夢ではないらしい。何かの冗談だと思いたくて普段より明らかに低くなった視線を手元へ落とすが、やはり両の手はどう見たって上着の袖から出ていなかった。更に下へと目を向ければ、寝床から這い出るのに邪魔でズボンを脱いでしまった為の素足と、腿の辺りまでを覆うぶかぶかのタンクトップ。その上眠りに落ちる前までは身体に見合うサイズだった筈のジャケットの裾は膝下までに変わっている。――否、変わったのは自分の方。
目が覚めたら、身体が縮んでしまっていた。
「……遊星、か?」
怪訝とも困惑ともつかない声音が何時もより高い位置から降る。もう一度その方を見上げれば、複雑な表情のジャックの顔はやはり何時もよりずっと高い位置にあった。ああどうしてなぜこんなことに。泣きたいような心細さを感じながらも掛けられた問いに頷けば、ジャックは常であれば饒舌な筈の口を一度閉ざし考えるような素振りを見せ。
「……ついに自分の身まで改造したか」
「ちがう!!」
続いたら確実にゆせさんイタズラされるフラグ。
ひょっとしてひょっとしなくてもノーパンでs(ry